2022/11/12
こんにちは。
約3か月ぶりの更新になりますね。サボってしまってごめんなさい・・・
さて、秋もすっかり深まり、街路樹も紅葉を通り越して落ち葉になってしまいました。
朝晩の冷え込みは今後益々厳しくなりますので体調管理には気をつけたいですね。
さて、世界情勢や社会情勢では小さな変化を感じ取りにくいまま、何となく時間が流れている感じがしますが、我々の身の回りでは様々な物が大きく「値上げ」されていますね。
これらの原因の多くが世界情勢や社会情勢の変化によるもので、自分たちの身の回りもグローバル化が進んでいることを実感せざるを得ません。
様々なリスクを想定して、対策を講じながら物事を進めていくことがとても大切な時代に入ってしまったんでしょうね。
話はガラッと変わって、資源循環の話です。
ここ数ヶ月は落ち着いた動きを見せていた鉄スクラップ価格ですが、ここにきて値下げの雰囲気が漂ってきました。
輸出が価格変更をリードしている状況が続いている中で輸出の成約が滞っているようです。
加えて製品価格の上昇や景気の停滞など、スクラップ&ビルドで循環していた流れが鈍り始めています。
一方で日本の製鋼は世界の製鋼に比べて、原料における鉄スクラップが占める割合が低いのが現状です。
脱炭素社会に向けて鉄スクラップの使用量を増やしていく方向性は固まってきましたが、設備投資に少し時間がかかるため、2~3年先の話になると思われます。
今後需要が高まる鉄スクラップ、輸出ではなく国内消費を中心に循環していくことが地下埋設資源が少ない日本の産業にとって追い風になることを願うばかりです。
地下埋設資源の少ない日本では鉄ばかりでなく、多くの金属資源で同様の事が言えます。
東京オリンピックの際に広く世に知られた「都市鉱山」。現在使用されている金属製品、いずれ廃棄される金属資源がたくさんあります。
使えるものは大切に使って、使えなくなった時は3R(リデュース・リユース・リサイクル)で!
残念な話ではありますが今後、資源・エネルギー・食料・水・・・様々な物が世界中で争奪戦になっていくことでしょう。
それはもう始まっている話かもしれませんし、この先の話かもしれません。
自分たちが将来困らないように、できることを今から少しずつ取り組んでいきたいものです。
みんなが出来る事を少しずつ・・その取り組みが結果としてSDG’s:持続可能な社会に繋がっていくんですね。
11/12 現況 鉄↘ ステンレス↗ アルミ↗ 銅↗